2021年04月17日

初めて本郷に登校した日

こんにちは、こどりです。

ウチの学部はほとんどオンライン講義ですが、一部オンラインでも対面でも受講可能な「ハイブリッド形式」の講義があります。参加方法によって成績に差をつけないことのみ共通のルールとなっており、各教授の判断で授業形式が決まります。週によっても異なり、ハイブリッドは大体月に1~2回です。また、約半数の講義はオンデマンドです。

授業によって実施形態が違うことで、新たな問題も生じます。
「オンライン授業と対面授業が連続しており、オンライン授業を受ける場所に困る」というツイートを見かけましたが、他にも「サークルの新歓行事がオンラインだから急いで家に帰る」とか「インカレサークルは他大生がキャンパス内に入れないため外部会場で練習しなければならない」などの声がクラスメイトから上がっています。
このように、今年度は複雑な場所の移動をこなす学生が多そうです。

こどりは今週、初めてのハイブリッド形式の授業がありました。
一応昨年秋から本郷キャンパスのはずですが先学期は全てオンラインでしたので、念願の初「法文一号館」でした。

教室に行くと人が少なかったです。対面受講は全体の15%ほどで、残りの約85%がオンライン受講といった割合です。たしかに、選べるとなると、移動時間のないオンラインを選ぶ人は多いのかもしれません。地方に帰省中の人もいますしね。
教授はZoomに黒板を写すのに少し苦戦していましたが、画面越しで見るよりも楽しげでした。

授業が終わり図書館で少し勉強をしました。ふらふら歩いているだけでとても楽しい図書館です。閲覧席の椅子の座り心地がいいので毎日座りに行きましょうか。

食堂にも行こうかと思いましたが、その日はやめておきました。
こどりは人見知りなのです。
それに、食堂は正しい動線を歩けるかどうかで緊張してしまいますからね。

新しいキャンパスは観光や見学で来たイメージの方が強く、恥ずかしながらここの学生だという実感がまだ湧かなかったりします。
あと数回は「建物でかい〜!広場広い〜!」と感動していることでしょう。
また一から慣れていく必要があります。

それではまた。
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2021年03月22日

東大進振りQ&A@ 他科類から法学部に進む可能性がある人は、2Sの持ち出し科目を履修すべき?

Q. 文一以外の科類から法進する場合、必ず法学部の持ち出し科目を2Sでも履修すべきですか?または、履修必須ではないが履修しなければ2Aがかなりキツくなるなどの事情があるのでしょうか?

A. 2Sの持ち出し科目は履修していなくても救済措置があります。ただし、2Aから追いつくのはかなりキツいので、最低限履修登録はしておくのがオススメ。


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これはいい質問ですね!
まず自己紹介ですが、私は文科三類から法学部に進みました。

私は2年の夏になってから突然法学部に決めたので、2Sの持ち出し科目は登録すらしていませんでした。

2Sの持ち出し科目のうち、憲法・民法・刑法は必修です。でも、もし2Sで履修登録していなくても、2Aが始まる時(9月中旬)に救済措置があるので進学の上で問題はありません。

救済措置では2Sの分も履修していたことにしてくれるほか、先生にメールをすれば授業資料を送ってもらうこともできます。
(本来は進学振分けの結果不本意に法学部になってしまった人向けの措置だと思われます)


それで、私は2Aから法律の勉強を始めてなんとか試験前に追いつきました。

ただ、やはり半年分遅れてスタートはかなりキツかったです。
2Sの授業で基本事項や大事な内容が終わってしまっているので、2Aの授業にいきなり参加してついていくのは大変でした。こどりは授業に出席しても何を言っているのかさっぱり分からず泣いていました。夏休みに追いついておけばよかったな。


だから、もし法学部に進学する可能性が少しでもあるのなら、2Sの持ち出し科目は全出席とはいかなくても、せめて履修登録だけはしておくのがオススメです。全出席とはいかなくても、授業資料をダウンロードしておけば、もし法学部に決まった場合に復習しやすいです。

けっこう他の学部に進んだ人でも、2Sで法学部の持ち出しを履修登録していた人は多いみたいですよ!

進振りが終わって、いざ法学部に行くことになったら秋からの授業についていけるように頑張ってみてください(´∀`)


とはいえ、2Sは前期教養で興味のある科目を取る最後のチャンスでもあるので好きなように履修してみるのがいいと思いますよ!

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進振りで法学部を考えている東大生の質問・相談も受け付けております。コメント欄や、Twitter ( @random1julie ) までお寄せください。

こどり
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2021年03月21日

同性婚の不受理は違憲。24条「両性」って何?

こんにちは、こどりです。
2021年3月17日、札幌地裁が同性婚の不受理は「法の下の平等」を定めた憲法14条に違反すると認定しました。

国側は、憲法24条の「両性」は男女を表し「憲法は同性婚を想定していない」と主張。婚姻制度の目的は、夫婦が子を産み育てながら共同生活を送る関係に法的保護を与えるものだとし、同性婚を認めないことは差別にはあたらないと反論しています。

↑ちょっと話題とずれるけど、この言い方、産んでない夫婦は保護されないみたいで嫌なんだが() 仮に昔はそうだったとしても今の裁判でそれが通ると思ってるんですかね......
本題に戻ります。


原告は、憲法13条、14条、24条違反だとして争っており、今回は14条違反と認定されました。

今回は24条について少し書きましょうか。

国側の主な主張である「両性」については、憲法24条第1項の成立過程を振り返れば同性婚を禁止していないことは明らかです。

なぜ「両性の合意」という言葉があるのかというと、かつての家長制度の下で家長の許しがない限り結婚できなかったことに対する批判として、結婚する本人達の合意だけで決められるべきだ、という意味合いで設定されたものだそうです。
つまり、憲法24条第1項は結婚を異性間に限定する目的で作られた文言ではありません。

「両者」とかにしておけばよかったと思うかもしれません。
しかしなぜ「両者」でなくあえて「両性」なのかというと、これにも理由があるようです。

ベアテ・シロタ・ゴードンさんの原案を見ると、婚姻は「親の強制ではなく相互の同意に基づき、かつ『男性の支配ではなく(両性の)協力』により、維持されなければならない」となっています。

つまり、「家長制度の排除」だけでなく「男女平等」も入れ込むためにあえて「両性」という言葉になったと考えられます。別にこれも同性婚を否定する目的ではなく、ただ当時同性婚が想定されていなかっただけだろうと思います。
(当時想定されていなかったとしても、今想定すればいいので問題ないです)

以上のように、成立経緯を見ても日本国憲法は同性婚を禁止しているとはいえません。今になってこの「両性」を持ち出して男女に限定する必要性もありません。


また、「同性婚を認めるには今の憲法じゃダメなので改憲すべき」という意見もあるようです。
しかし、本件は、憲法を変えなくても違憲と認定することが十分に可能です。だから私は「今の憲法に対して違憲だ」とはっきり言ったことが良かったと思います。

それに、違憲かどうかの判断が時代によって違うことはおかしなことではありません。
「同性婚」は当時想定されていなくても、それより広い概念である「自由や平等」は昔からありました。その自由や平等の観点から、やはり同性婚は認められるべきです。


今回の判決では、同性婚の不受理は14条に違反すると認定されました。今後の判決では他の条文にも言及されるのかにも注目していきたいです。


参考: 塩谷 純(2008)『日本国憲法誕生―知られざる舞台裏』NHK出版
この本中学の朝読書で少しずつ読んでた思い出

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緊急事態宣言が解除されるようで嬉しいです。

こどり
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2021年03月18日

あるある?生徒にジェネレーションギャップをいじられる!

こんにちは、こどりです。

こどりは今年度1年間オンライン家庭教師のバイトをしていました。ちょうど先日教え子の受験が終わり、指導も終わったところです。

本日は家庭教師あるある?の「生徒にジェネレーションギャップをいじられる件」について。

こどりは中高生を教えていたのですが、中学生だと5〜7歳差ですね。
流行りのコンテンツはもちろん違いますが、スマホの普及度合いや使用時間なども我々の頃より格段に増えていそうです。LINEとYouTubeが浸透しているようです。あとはTiktokかな??指導で使うZoomでも、書き込み機能などいち早く使いこなしていて、かっこいいです。
こどり世代はデジタルネイティブの一歩手前でしたので、彼らをみているとやはり一個時代が違います。

ただしSNSはまだ親御さんに制限されていたりで、ネイティブといえどまだ中学生という感じがします。

一方、高校生は2〜4歳差なので、単純に話す内容が大人に近づいているのもありますが、世代的にもまだ話が合います。
でもこの前「先生の時代はスマホあったんですか??」って言われたんですけどね。いや「時代」呼ばわり!中学生が言うならまだわかるが!

ということで、大学生が中高生と同じ学生気分で接しようとしても、彼らが当時の我々と同じような暮らしをしているとは限らないわけです。

ましてやコロナ禍の学生生活。学校が休みになって勉強に遅れてしまったり、勉強場所を探したり、特に受験生は情報戦なんかも以前と比べて本当に大変だったと思います。

家庭教師では、生徒にもよりますが、指導時間中ずっと教えている場合もあれば、途中に休憩でお喋りを挟むことも多いです。

好きなアニメや音楽の話をすれば、自分の推しについて語ってくれます。「学校どう?」と聞くと、「うるさくお喋りすると怒られる」とか、「近所の学校で感染者が出て雰囲気がピリピリしている」などと教えてくれました。対面授業再開といってもいろいろ問題はあるようです。
(ところで、大学も早く対面授業にして欲しい)

「いいか、YouTuberは昔は動画投稿系男子と呼ばれていたんだ」とか語りだしたい気持ちを抑えて、生徒たちに学ぶことはたくさんあります。

二十歳になったし同世代ではバリバリ働いている人も多くいる中、いつまでも子ども気分ではいられないと思いつつ……
勉強を頑張る教え子たちにこちらも元気をもらい、頑張ろうと思わせられるのでした。

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お花見、したいよね。

こどり
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2021年03月17日

駅で救護された話

こんにちは!こどりです。
先日駅で救護された時の日記です。

多分脳貧血だと思うのですが、電車で教習所に向かう途中、フラフラしだして吐き気と生理痛に耐えられず降りるしかなくなりました。
理由は明らかです。生理2日目なのに、起きて4分で家を出て飲まず食わずのまま走ったからです。自業自得……

降りた駅ではしゃがみこみながらトイレまでたどりつきました。前にもこういうことはあって、たいていじっと待っていれば耐えられるんですが、さすがに吐き気と冷や汗がすごくて、これは倒れる!と思ったところで緊急ボタンを押しました。するとすぐに駅員さんが来てくれて、車椅子に乗せられて事務室に入りました。部屋の奥の、病院の待合席みたいな長椅子に寝かせられました。

そのまま一時間ほど休ませてもらい、どこにも行くことなく逆向きの電車で家に帰りました。

緊急ボタンは押して良いか迷うタイプのボタンですよね。
「今日は押して良かったんだろうか?」と、家で鉄分ヨーグルトを飲みながら一人反省会をしました。まあ今回は自力で動けなかったし周りに人もいなかったので押して良かったと思います。

この事件によってその日の教習予約は全部キャンセルになり、教習の終わりが1週間延びてしまいました。正直それが一番ショックでした。

話はずれますが、貧血もさることながら今回の生理はマジで史上一番痛い回でした^^; 生理休暇はあってもいいんじゃないかと、自分がなってみて初めて思いました。

みなさんは道で倒れたり倒れそうになったことはありますか?こどりは学校以外の場所でこういう経験が初めてだったので戸惑いました。ちょうど教習所で応急救護もせっかく習ったので、倒れた人がいたら助けたいし脳貧血の人にも心細くないようにしたいです。

こどり
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2021年03月16日

そういえば成人してました

こんにちは!こどり(20)です。

成人式は残念ながら中止になってしまいましたが、振袖はすでにレンタルしていたので北海道神宮で写真撮影だけしてきました。ただこの時受験生時代並みに太っていたのと、笑い方が下手で、どの写真も邪悪な感じになってしまったのはちょっと心残りです。

IMG_1442.JPG
着物は緑色!こどりはミドラーだからね!
前撮りの着付けは吐き気がすごくて一回脱ぐことになり大変だったので、今回は最初から手加減してもらえて良かったです……


まあ、成人したから急に何か変わったわけではありません。誕生日の前後は、成人したのにこんなにダメ人間ならいない方が良いんじゃないかと思って病んでいました。最初にお酒を飲んだ日は気が変になって持ち前のネガティブトークが全開になってしまい、一緒にいた人に迷惑をかけました。

今年に入ってから徐々に精神面がしっかりしてきて、ようやく成人したことをポジティブに捉えられるようになりました。

大人の一人として自分で自分の言葉に責任を持つのは緊張するけれど、自ら人に振り回されにいっていたのをやめたら、かえって自由に喋れるようになった感じがします。

おかげさまであと4ヶ月で21歳になります。20代は自分が好きな本をもっと読んだり、一人でいろんな場所に行ったりして、たくさん成長できると思います。学生のうちにしたいこともどんどん消化していきたいです。

今が最高に楽しい!

こどり
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2021年03月15日

「こどりんち」とは何だったのか

こんにちは!こどりです。

今から約15年前の2005年11月29日に、こどりんちは始まりました。
5才の時です。


そもそも「ボイスブログ」であるこどりんちがなぜ生まれたのかというと、父がよく出張に行っていて、離れている間もこどりの声が聴きたいということで、母と一緒にこどりの喋りを毎日録音して投稿し始めたのでした。

そのブログが当時の親世代を中心に、家に帰ったら聴く「お疲れ様ラジオ」のような感じでいろいろな人に聴いてもらえるようになりました。
もっとも私はちびっ子でしたので、何にも分かっておらず!!全部後から母に聞いた話です。聴いてくださっていた方々にはすばらしい経験をさせていただき感謝しかないです(当時のこどりに代わってお礼を言わせてください)。


その後、小学3年からはよさこいや委員会やオーケストラで忙しくなり、なかなか更新をしなくなりました。母のどりさんは更新してほしいと思っていたと思いますが、更新しろとは言ってきませんでした。
どの記事か忘れてしまったけれど、あるコメント欄で母が「ブログは強制しない。他のことも伸び伸びやってほしい」と書いてくれていました。そのコメントを私は何年か後に発見して、ずっと覚えています。


実はこどりんちがたくさん聴かれていたことをちゃんと知ったのは中学生になってからです。その時は嬉しいとともに、やめてもったいないことをしたと後悔しました。

それと同時期、私にとっての大事件が起こっていました。「YouTuber」の台頭です。もうボイスブログは10年前のコンテンツになってしまったのでした。高校の同級生で動画投稿をしている人もいて、何もしていない自分が嫌いになりました。
有名って、羨ましいんですよね。こどりだって昔は有名だったのに、と黒い気持ちになっていました。

でも、私は別にもともと何かが得意でブログをしていたわけではありません。ただ年齢が若かったこと、幼稚園児が楽しそうに喋っている音声投稿が毎日あるのが希少だったから伸びただけなのです。

しかし、そんな子どもはもう歳を取ってしまいました。
何か対策を打つでもなくただフェードアウトしてしまった以上、「こどりちゃん」の価値はなくなりました。ブランドがなくなったから更新する気にもならず、たまに録音しようと思っても、何か喋れば全部余計なことになると思うと、怖くて一言も喋りだすことができませんでした。私は自信のない人間です。


更新のない間、私はこどりんちを忘れたことはありません。何度も過去の自分の声を聴いては、昔持っていたパワーにすがっていました。こどりんちを手遅れな状態にしてしまった後悔は、それはもうごろごろ転がっていました。

「ブログは強制しない。他のことも伸び伸びやってほしい」
母の言葉通り、中学校・高校・大学では勉強をたくさんして、習い事で青春もして楽しく過ごしました。すごくありがたかったけれど、「でもほんとはブログ続けて有名になったら嬉しかったかな?」と思っていました。それにネットで有名になるってなんかカッコいいじゃないですか。


だから、別にブログにこだわる必要はない、と思ったのは本当に最近です。大学生になって将来を考えるようになり、人生全体で経験したことを生かして将来誰かのために働けるのならそれで良いのかもしれない、と思うまでには時間がかかりました。

例えば、スピーチをする、会社のホームページに書き込む、判決を出す、会議で話す、本を書く…… その全てが何らかの「発信」です。自分のページを毎日更新する以外にも、たくさんの「発信」の仕方があることを今は知っています。
有名になるとか活躍することだって同様です。ブログで有名になる以外にも、世の中には活躍の場はいろいろあって、いろいろある中から自分の場所を選べばいいのだと思います。


そう思えた時、当時小学生だった私に、ただお喋りだけで生きていくよりもたくさんの将来の選択肢を持てるように世界を開いていてくれた母への感謝の気持ちが大きくなりました。

だから今は、ブログで有名に…… という義務感ではなく、こんどは私が東京で一人暮らしをしているので、離れている家族がたまに見てくれるなら嬉しいなという気持ちでいます。

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この歳になって、自分自身がこのブログに対して持っていた、思い入れがこじれて変なこだわりになっていたものがやっと解けて、整理された感覚があったので、文章にしてみました。

更新再開はしましたが、書きたいことがあってかつ気分が乗っているときに、不定期で自由に書いていこうと思います。

役立ちそうな情報ももちろん書くけれど、情報メディアでも仕事でもありません。ただの個人ブログ=日記です!

ではでは、よければまたのぞきにきてくださいね。

by 大学生になったこどり
posted by こどり at 19:00| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする